「あなたの心と体のアシスタント」というコピーでこれぞ近未来という雰囲気を持つウェアラブルデバイス『ELF emmit』。
その役割は心のリズムを整えるデジタルメトロノームのようなものだと考えてください。
ストレス社会に生きる私達にとってメンタルケアの重要性は年々増してきていますが、自分にあったケアを持っている人はそんなに多くないでしょう。
『ELF emmit』は気持ちを落ち着かせゆっくりと睡眠をとりたい時や、ストレスに負けず仕事に集中したい時などに活躍してくれます。
まるで私たちの心と体をより快適な状態にするためのパーソナルアシスタントのような存在なのです。
『ELF emmit』のメカニズム
『ELF emmit』は電子メトロノームと書きましたが、これがどういう意味なのかご説明します。
脳波はHz(ヘルツ)で計測され、この数値が高いほどよく活動しているという事になります。
実際の行動に合わせて脳波を調整することができれば、仕事のパフォーマンスは確実に高まるでしょう。
つまりは『ELF emmit』がこの脳波に干渉することで、周波数をゆっくりにしたり早くしたりするお手伝いをしてくれます。
最大19Hzまでの周波数を生成することができ、ユーザーが求める周波数を設定することができるのです。
外部刺激による体と脳の連携
『ELF emmit』の開発チームは、脳が共振、同調するという点に着目しました。電気パルスで脳に刺激を与えることで、それを追いかけてこようとする脳の働きによって周波数のコントロールをしているのです。
以上の説明では分かりにくいかもしれませんね。『ELF emmit』と同様の仕組みに“バイノーラルビート”というものがあります。YouTubeで「集中力を高めるBGM」などと紹介されていたりします。
バイノーラルビート(左右の耳で違う周波数の音)を聴くことで、脳がその周波数の差につられて脳波を合わせてしまうのです。
例えば左耳は440Hzの音、右耳は450Hzの音を聞いた場合にその差は10Hzとなりますが、これが脳が同調してしまう数値となります。
ちなみに10Hzという周波数は脳が集中しているときのα波と同じです。
使い方はシンプルで、5つのモードがあります
まずは『ELF emmit』を頭の後ろ側にセッティングしましょう。
設置できたらデバイスに本体を接続し、アプリを開いてMOOD(気分)を選択して利用を開始します。
選べる5つのモードは睡眠(5Hz)、アンチストレス(10Hz)、集中力(18Hz)、瞑想、ディープラーニングがあります。
睡眠モードでは質の良い深い睡眠をとるためのもので、アンチストレスは慢性的なストレスから自分を開放してあげるモードです。
それぞれのモードには使用時間が設けられており、短いものでは瞑想の30分や睡眠の35分、長いものでは集中力やディープラーニングの120分となっています。
古くからの伝統と現代のテクノロジーでメンタルケア
脳に影響をあたえるとなると何かしら危険が伴うのではないかと不安になってしまいますが、『ELF emmit』が使用するのは電気パルスを利用した安全な技術です。
50年近くに渡って利用されている技術で、科学的にも多くの利点が証明されていますのでその点は安心して良いと思います。
本体は¥15,800(税込)となっており、以前紹介した脳をブーストする『FOC.US』よりも低価格です。
重量も約20gと非常に軽いので、『ELF emmit』を使いながらヨガなどをしたら高い効果が得られそうですね。
参照元: ELF emmit