カメラ付ドローンが最近アツいですね。小型のものから本格的なものまで様々ですが、今回はまるで自分で空を飛んでるような映像が見れる『PowerUp FPV』をご紹介します。
なぜ自分で飛んでるように見えるのかというと、コックピット画面があるからなんですね。
専用のヘッドマウントディスプレイをつければ、気分はすでにパイロット。
世界で初めて紙飛行機に搭載されたライブストリーミング技術で、これまでにない高度でフライトが楽しめちゃいます。この爽快感は他のドローンでは味わえないかもしれませんよ?
カメラ搭載の紙飛行機
まるでステルス戦闘機のような見た目の『PowerUp FPV』は、驚くことなかれベースはなんと紙飛行機です。ゆえにカメラが付いた本体に紙飛行機部分もいれ超軽量のなんと約80g。
数々のモジュールやセンサーが入った本体を守るため先端には衝撃吸収バンパーが備わっており、落下時に破損しやすそうなフレームにはカーボンファイバーを使用しています。
ホットスワップ550 mAh Lipo充電式バッテリーを内蔵しており、90分の充電で10分間の連続飛行が楽しめます。
本体後部には加速度計とジャイロセンサー、内部にはコンパスまで搭載。コンピューターとセンサーの働きで墜落防止だけでなくお手軽に自動操縦モードの設定が可能です。
3つのオプションで超楽しい
『PowerUp FPV』にはヘッドマウントディスプレイによるコントロールと、ゲームパッドによるコントロール、そしてもう1つ完全自動操縦モードがあります。
ヘッドマウントディスプレイは専用のマウントにスマートフォンを入れて使うのですが、頭を傾けることによりドローンの進行方向を決定します。
なんだかSFチックな操縦方法ですが、見た方向に行けるなんて本当に飛んでる感覚を味わえそうですね。
ゲームパッドはおなじみスマートフォンのディスプレイで操作できるので、曲芸飛行などには持って来いの操作方法かもしれません。面白い景色を見たいときなどに使用してみてはいかがでしょうか。
最後の自動操縦モードは説明不要のフルオートです。スクリーンの「∞」ボタンを押せば、快適なフライトを約束してくれることでしょう。
オリジナルデザインもできちゃう!
ベースが紙飛行機ということで、もちろんオリジナル紙飛行機でも飛ばすことができてしまいます。
ちゃんと飛ぶことが前提ではありますが、最近では「紙飛行機の折り方」と検索すれば簡単なモノから立体的で激ムズなモノまで手広く揃いますのでお気に入りの1台を作りましょう。
本体を設置することを考えると平面が多いモデルのほうが良さそうですが、上昇スピードをとことん追求したロケット型なんて作れたら面白そうですね。
くるくる旋回するのが得意な飛行機や、フワフワ飛ぶのが得意な飛行機など折り方によってさまざまなドローンが作れますので楽しみ方は多岐に渡ります。
これだ!といえるお気に入りの1台を作るのも楽しみ方のひとつではないでしょうか。
無線LANという新境地
『PowerUp FPV』がライブストリーミングを実現できたのはParrotチームの協力があったからこそのようです。
この無線LANを使ったライブストリーミング技術により、約300フィート(約92メートル)という超高度を実現しました。
ちなみに100メートルで25階建てのビルに相当しますので、少なくても20階建て以上の高さまで飛行が可能ということです。
ちょっと高すぎて高所恐怖症の人などはまず操作できるレベルではないですが、この高さは今までの家庭用ドローンにはありませんでした。
そんな本製品ですが価格は¥24,800(税別)となっていますので、今までにない体験を求める方はぜひ遊んでみてください。
参照元: DISCOVER